「夏も近づく八十八夜…」の八十八夜っていつを指す?どんな意味があるの?
初夏のお茶摘みシーズン
夏も近づく八十八夜~♪ 野にも山にも若葉が茂る~♪
皆さんこんにちは!Mちゃんです🍵
初夏の時期に一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
この曲は文部省唱歌の新茶を唄った「茶摘」という曲です。
八十八夜とは…?
唄い初めに出てくる「八十八夜(はちじゅうはちや)」とは、雑節(ざっせつ)の一つです。
雑節とは、二十四節気の他に季節の変わり目を示す日のことで、
2月3日頃の「節分」も雑節の一つ。
「八十八夜」は立春から88日目の日を指します。
昨年(2023年)は、5月2日が八十八夜でしたが、
今年(2024年)はうるう年のため5月1日が八十八夜となります。
5月初旬は、ちょうど春が終わり、夏が始まる時期ですね。
涼しい風に快適な気温で、過ごしやすい季節。
八十八夜はお茶の収穫に最適な時期!
昔から「八十八夜」は、お茶に限らず稲作農業にも大きく関わるイベントです。
寒い日は、霜の影響で農作物に被害をもたらすことがありますが、
「八十八夜」は農作物にとっても快適な気候のため、寒さによる被害の心配もありません。
そのため、農業が本格始動するタイミングということもあり、茶農家さんは一番忙しい時期に入ります。
しかし、八十八夜の日に必ず収穫を開始するとは一概に言えません。
新茶は、初夏に収穫されますが、収穫が遅れてしまうと抹茶の旨味成分であるテアニンが減ってしまうため非常に繊細です。
その年の気候や葉っぱの成長状態によって収穫のタイミングは変わっていくため、
例年より早くに収穫する年や、遅く収穫する年もあります。
TEA SQUARE MORIHANの新茶ハーバリウム
温暖化でお茶の将来が危ないかも?
近年、温暖化の影響によって八十八夜よりも前に茶摘みが開始されるようになってきており、
気温の上昇が高まることでお茶の品質にも影響してくることが問題となっています。
また、温暖化によって大気中の水蒸気が増え、集中豪雨にする災害を引き起こす原因となり、
今後、茶園での対策が必要になるでしょう。
八十八夜って縁起が良い?
昔から、八十八夜に摘み採られた新茶は無病息災・不老長寿として重宝されてきました。
八十八夜の「八」が末広がりで縁起が良いことから縁起物として昔から好まれてきました。
また、現在でも京都の宇治市では一般の方も参加できるお茶のイベント
「八十八夜茶摘みの集い」も行われます。
森半でも今年の新茶を手軽にティーバックでお楽しみいただける商品を販売しております。
皆様にとって、縁起の良い一年になりますように😌
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投稿者プロフィール
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共栄製茶のマーケティング担当Mちゃんです!
抹茶が大好きすぎて週末は抹茶巡りがマスト。
今年、日本茶インストラクター取得に向けてお勉強中…..。